独書日記20〜『ガマズミ航海』村田沙耶香〜
こんにちは!うどくです。
今こうやって連投できてるわけですが、最近なぜかモチベーションが非常に高いです。
(連投失敗してますが、書いたのは前の4本と同じで1本目を書いたあたりなんです)
一体何が作用してるんですかね。これがわかればだいぶ生きやすいんですが、、
今回読んだ本は村田沙耶香さんの『ガマズミ航海』です。
あれ、ついこの間も村田沙耶香さんの作品紹介してたよなと思った、そこのあなた!正解です。前回紹介した『星が吸う水』と一冊の本に収録されていたのが今回の作品です。
それでは感想パートへ、LETS GO!
この作品は主人公の結真が本当のセックスとは何かを追い求める物語になっています。
結真にとっては単に人肌を求めてセックスではなく性行為に過ぎず、性行為ではない肉体関係を求めていました。
そんな中で出会ったのが同じような美紀子でした。そして、二人が追い求めた肉体関係を”ガマズミ”と名付けたのです。(ガマズミは花で花言葉は「結合」)
二人はそれから何度か”ガマズミ”を求めて行為に及びますが、一度だけ成功したと結真が感じることができたようです。
その様子は己を宇宙の一部であると言う自覚を持ち強い開放感を感じるもので、これこそが”ガマズミ”と結真は思いましたが、それを再び再現することはできませんでした。
本当の〇〇という表現は一般的ですが、これってなかなかに抽象的な表現ですよね。〇〇という言葉よりは程度が高いものであることは確かですが、具体的なものは何かというものはわからないんです。まあ便利な言葉だとも思いますが。
正し、この作品での言葉の意味の崩壊を狙った結真のように言葉を通して自分を見つめ直す上で本当の〇〇を追い求めることは意味のあることかもしれません。言葉によって、私たちは支配されているという意識は持つ価値があるのではないでしょうか。
他にも、いろいろ考えさられる部分はあったのですが、なかなかに生々しかったのでこのくらいで今回はやめとこうと思います。
こんな感じが今回の感想です。
前回の『星が吸う水』もそうでしたが主人公や登場人物がアラサーの女性であるなど多くに共感できるかといえば、そうではないのですが色々考えさせられ、世界が広がった気がしました。(頭でっかちになる気もしますが、、)
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました😊最後は一言一人暮らし日記です。
一言一人暮らし日記:オンライン授業での人との会話は心の洗浄